天国への切符
初七日法要はあたしとお父さん、おばあちゃん、近い親戚の人達で自宅で行われた。
お葬式の時と同じ僧侶さんが読経し、そして初七日法要の意味などを話してくれた。
命日も含めて七日目に行うのが初七日で。
亡くなった人が三途の川のほとりに到着する日とされているらしい。
故人が、激流か急流か緩流かのいずれかを渡ることが決まる大切な日で、緩流を渡れるように初七日に法要をするのだと話してくれた。
その7日目が今日で。
お母さんが三途の川を渡る日なんだ。
お母さんの魂がこの世界からいなくなって、もう7日も経つんだな…と、法要の間はずっとぼんやりと長いお経を聞いていた。
「…っ……うっ…」
だけど、いきなりおばあちゃんが泣き出して。
あたしはまた、どんどん胸が苦しくなっていった。
おばあちゃんはお母さんが死んだことをまた思い出したのか、それからずっと泣いていて。
そんなおばあちゃんを見てお父さんやおじさん達もまた泣いていた。