豹変彼氏~ドラマティックに愛されて~


なに考えてんの?!
話のネタにする?
デリケートな問題だと思ってんのは、やっぱり私だけか!


光恵は頭を抱えた。


「お前達付き合ってたの?」
「いや……でも、一時、一緒に暮らしてましたよ」
孝志はいけしゃあしゃあと、そう言った。


「な!!!!!」
光恵は絶句する。そんな誤解されるようなことを、この馬鹿。


「うおお、マジ? 付き合ってないのに、一緒に暮らしてた? どんだけ、ミツ、魔性の女なんだ?」
とたんに、テーブルが盛り上がり始めた。


「違いますって、ちょっと、何いってんの?」
光恵は中腰になりながら、孝志のいけすかない澄まし顔を睨みつけた。


「だって、暮らしてただろ?」
「ほんのちょっとよ! 帰りたくないって居座ったのは、そっちでしょうが!」


「まあまあ、ミツ。じっくり話そうや」
滝川がうれしそうに、光恵をなだめる。


「話すことなんか、ありません!」
腹立ちまぎれにビールをごくりと飲むと、鋭い視線を感じて固まった。


ゆうみが、見つめてる。
ある意味、熱視線。


怖いんですけど。
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