豹変彼氏~ドラマティックに愛されて~
そのまま彼女にキスをした。
しばらくもがいていた彼女が、抵抗をやめた。きつく閉じられていた唇が、徐々に開き、孝志を受け入れ始める。
夢にまで見た時間。
アドレナリンがあがり、身体の芯がジンと痺れている。
お互いの吐息が絡み合う。
体温があがる。
唇を離し、光恵の顔を見た。
彼女のピンク色の唇が濡れていて、官能的でくらくらする。
ああ、やばい。
理性がとんじゃいそう。
ボカッ。
夢見心地だった孝志に、激しい一発が加えられた。
「いて」
孝志は脇腹を押さえて、身を屈めた。
「ちっとも反省してないじゃない!?」
「だって、帰れっていうから」
「帰ってほしいの。キスしろとは言ってない!」
そこで「ピンポーン」とチャイムが鳴った。