豹変彼氏~ドラマティックに愛されて~


そのまま彼女にキスをした。


しばらくもがいていた彼女が、抵抗をやめた。きつく閉じられていた唇が、徐々に開き、孝志を受け入れ始める。


夢にまで見た時間。
アドレナリンがあがり、身体の芯がジンと痺れている。


お互いの吐息が絡み合う。
体温があがる。


唇を離し、光恵の顔を見た。


彼女のピンク色の唇が濡れていて、官能的でくらくらする。
ああ、やばい。
理性がとんじゃいそう。


ボカッ。


夢見心地だった孝志に、激しい一発が加えられた。


「いて」
孝志は脇腹を押さえて、身を屈めた。


「ちっとも反省してないじゃない!?」
「だって、帰れっていうから」
「帰ってほしいの。キスしろとは言ってない!」


そこで「ピンポーン」とチャイムが鳴った。


< 162 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop