豹変彼氏~ドラマティックに愛されて~
優しかった口づけが、次第に熱を帯びてくる。
首筋に唇が触れると、光恵は思わず声を漏らした。
孝志は光恵を抱きかかえると、ベッドの上に横たえる。
見上げる彼の顔は、溜息が出るほどに、いい男だ。
目は潤み、頬が少し紅潮している。
孝志は再び光恵にキスをして、バスローブの胸元にそっと手を添える。
今日、彼と、結ばれるんだ。
光恵は感極まって、涙が出そうになった。それを隠すように目を閉じる。
「光恵」
孝志が耳元で、かすれた声でささやく。
「ミツ……だ……」
孝志が言った。
だ?
光恵は目を開いて、孝志の顔を見上げた。
「台本」
孝志がまじめな顔で言う。
「台本?」
「うん、台本……ください」