豹変彼氏~ドラマティックに愛されて~


「ここから」
孝志がベッドの上に広げた台本を指で指す。


「振りだけでいい。台詞は適当でも」
「う……ん」
光恵はしぶしぶ頷いた。


「待って……」
孝志は目を閉じて、しばらく黙り込む。


「いくよ」
一息吸い込むと、孝志は目を開けた。


光恵は驚いた。心臓がドキンと跳ね上がる。


そこにはもう、別人がいた。
光恵の知らない人。


孝志は話だした。

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