氷がとけるように。
「食欲なかった?」
タウン紙で見つけた和食店に山下君と来ていた。前に座ってる山下君が私の顔を伺う。
「食欲全開だよ」
「そう?ならいいけど」
全開と言った手前、箸を進める。
御膳定食。
仕切られた入れ物におかずが9種類。
ご飯にお汁、茶碗蒸しまで付いている。
「山下君、休みの日とか何してるの?」
「休み?うーん、何って言われると何だろう。DVD見たり野球かな」
「野球ってチームとかに入ってるの?」
「信金でチームがあってそれに入ってる」
「へぇー、今でも野球してるんだ。よっぽど好きなんだね」
「よっぽど好きなんだと思う」
私が言った言葉を強調してわざと言った。
「まねしたね」
「うん、まねした」
イタズラっぽく笑った山下君の顔を見て私も微笑んだ。
タウン紙で見つけた和食店に山下君と来ていた。前に座ってる山下君が私の顔を伺う。
「食欲全開だよ」
「そう?ならいいけど」
全開と言った手前、箸を進める。
御膳定食。
仕切られた入れ物におかずが9種類。
ご飯にお汁、茶碗蒸しまで付いている。
「山下君、休みの日とか何してるの?」
「休み?うーん、何って言われると何だろう。DVD見たり野球かな」
「野球ってチームとかに入ってるの?」
「信金でチームがあってそれに入ってる」
「へぇー、今でも野球してるんだ。よっぽど好きなんだね」
「よっぽど好きなんだと思う」
私が言った言葉を強調してわざと言った。
「まねしたね」
「うん、まねした」
イタズラっぽく笑った山下君の顔を見て私も微笑んだ。