もう一度、君に会えたなら
今日は体育大会
私は100メートル競争に出る!
ひろとくんは4×100に出るんだって!
見なきゃ見なきゃ
でもその前に私の番
ドキドキするなー
そんなふうに思いながらスタートラインに立つ
よーいドン!
ピストルがなったと同時に走りだしたと思ったら
「ドテッ」
私は転んだ
「いってててて」
そのまま保健室にゴー
「あーあ。」
コケた痛みとひろとくんの競技が見れない悲しみで泣きそうだった
「ガラガラー」
その時だった
「え!?ひ、ひろとくん?」
ひろとくんが入ってきた
私はテンパりながら目線をひろとくんからそらす
「あー、ひねっちまったよ笑」
「そこで練習してたらよー、下にある紐みてなくてさ笑ほんとドジだよなー俺」
そんなふうに笑うひろとくんが
どんなに眩しい太陽よりも輝いていた
こんなラッキーってある?
しばらく無言が続く
「ケガ、大丈夫?」
こんなふうに言ってみるけど緊張して声が震えてる
「おう!こんなのかゆくもねぇよ」
「そっか笑」
強がるひろとくんに見とれてしまった
私は自分の手当を終えたあとひろとくんに「じゃあね」だけ言って保健室を出た
廊下....
ん?後ろから誰かが走ってくる
ひろとくんだ....!どうして
近づいてきた
私は思わず立ち止まる
「どうしたの?」
そう聞くと
ひろとくんは何も考えるすぶりをみせず
「なみほが好きだ。俺と付き合ってくれ」
「え!?」
ゆ、夢!?
ひろとくんが私に?
私の答えは決まっていた
「私も好きです。もちろん!」
「よっしゃー、じゃあよろしくな☆」
「うんっ♡」
そして私達は付き合った