ハンズ
「いつも悪いな。
暑いだろ、飲んできな。
また帰りに、色付けてバイト代払うから。」

ニヤリと笑うおじさん。

俺が夏休み入るまでに、必死になって金貯めてる理由をぺぃちゃんからでも聞いたか。


愛想笑いしながら冷えたサイダーの瓶を、おじさんから受け取った。
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