極彩色のクオーレ





そして本気の言葉はそれを向けられた人の心を動かす。


特に後ろめたさを隠している者はそれが顕著になりやすいのだ。


実際、集団の後方にいる人々は不安そうに互いの顔を見合わせている。


そのざわめきに不穏さを感じたのか、息詰まった狩猟頭が地面を踏み鳴らした。



「お、おいお前ら!何をあっさり惑わされてんだ!


あんなのあいつらが助かりたい一心で並べたデタラメに決まってんだろ!?」


「ほーらまたそうやって決めつけに走る。


あんた俺の話聞いてたの?


決めつけるなって言ってんだよ!」


「ぐっ……ぬ…」



狩猟頭が悔しそうに歯を食いしばる。


その姿を見て、セドナはあとひと押しで彼らの考えをぐらつかせることができると確信した。


うまくいけば百八十度回転してくれるかもしれない。



(くそっ、ちょっとでもラリマーに話術を教えてもらうべきだったな……)



セドナはいつの間にか切れていた口の端をぺろりと舐めた。




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