極彩色のクオーレ
「ふざけるんじゃねえ、何が協力してくれだよ。
ティファニーを追い出すってことは、その時点でティファニーのせいにしてるってことに変わりないじゃねえか。
俺はそういうことを言ってるんじゃねえよ。
こんなことしたって何も解決しねえよ、お前らがただ怒りの矛先をつくりたくてティファニーに責任を押し付けたいだけだろ?
お前らのストレス発散のためにティファニーを巻き込むんじゃねえ!」
「セドナ」
急にセイクリッドの声色が冷たく変化した。
と同時に乾いた発砲音が鳴り、ティファニーも群衆も凍り付く。
今度は右腿を青く染められて、セドナは後方によろめいて尻もちをついた。
ティファニーは声も出せず身を縮める。
「これは先を急ぐ、このルースに住む人々に関わってくる重大な問題なんだ。
解決するためなら僕は手段を選ばないつもりでいる。
僕だってティファニーを責めるようなことはしたくないが、悪い連鎖を食い止めることができるのなら鬼にもなるよ。
ここに私情を挟むつもりはない……邪魔をするのなら出来ない状態にするよ」
セイクリッドの言葉は本気だった。
前にティファニーのことを好きだと言っていた彼ならとわずかながらに思っていたが、望みを抱けないのだと理解する。
今の彼なら、抵抗すれば迷いなく引き金を引くだろう。
次は相手の血を流す、本物の弾を込めた拳銃を。