極彩色のクオーレ
セドナにおしぼりで叩かれ、ハックは空咳をして通りかかったウェイター人形に水をもらう。
それを一気に飲み干して鼻の下を掻いた。
「心配しなくても順調だよ。
まあたまにケンカもするけど、そんな深刻なことにもなんねえし」
「せっかくあんな超かわいい奥さんもらったんだ、大事にしないと恨まれるぜ」
「大事にって、お前がティファニーを大事にしてるぐらいにか?」
お返しとばかりにタンザがにやりと笑う。
すると、今度はセドナが頬を赤らめてそっぽを向いた。
「お前こそどうなんだよ、ティファニーとはさ。
俺だってお前とティファニーをくっつけるために頑張ったし協力もしたんだぞ。
お前がプロポーズに悩んでたときだってラリマーと一緒に相談に乗ってやっただろ?
で、その結果はめでたく、いててててて」
「お前それ以上言ったら毛抜くぞ」
ドスの効いた声で言われ、ハックはすぐさま謝罪して髪を離してもらった。
痛む頭皮をさすってセドナをじと目で睨む。