極彩色のクオーレ





「……あ、この紅茶おいしいわね。どんなブレンドしたの?


そうだけど、あたしの庭の花は、ただ『きれいです』っていう感じなのよねー。


レムリアンが菜園と一緒に甲斐甲斐しく世話してくれているからあんまり悪く言いたくないけど。


でも、中身がすっからかんに見えちゃうのよ。


ティファニーの庭の花はどれもみんな、いろんなものが豊かに詰まっているというか……あ、このサブレもいい味ね。


自分で焼いたの?それとも、例の行きつけのお店?」


「リビア、一度にいろいろ言ったら、何の話か分かんなくなっちゃうよ」


「あ、いけない」



ティファニーがくすくす笑い、リビアが小さく舌を出して、またサブレをつまんだ。


紅茶とサブレの質問にそれぞれ答えて、ティファニーもカップに口をつける。


ティファニーの身の回りが落ち着いてから、時々リビアが遊びに来るようになっていた。


今は来てないがギベオンもである。


反対にティファニーがリビアの家へ行くことも増えた。


一緒に過ごす時間が長くなってきたからか、こうした間を挟んでも気まずく感じなくなってきていた。


ちょっとした沈黙が流れるごとに、慌ててお互いに話題を探していた頃が懐かしい。


何よりの変化は、リビアがティファニーの目を見ても平気になったことだ。




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