極彩色のクオーレ

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「……やっぱり、どこを触っても人間そっくりな感触しかないんだな。


ニコ、触られてるって感じるか?痛みとかはないか?」


「感じますけど、痛みを覚えたことはありませんね。


さすがのマスターも、人間の複雑な痛点までは造れなかったようです」


「へえ、一応試みはしたんだ」



ティファニーの家に着いてから、ラリマーはずっとニコの身体を観察していた。


最初はただじっくり見ているだけだったが、今はぺたぺた触り回している。


不快さも嫌悪感も抱かないのか、ニコは平然とした様子で、投げかけられるラリマーの問いに答える。


ラリマーは空腹を忘れたかのように活き活きとしていた。



「よくやるな……」



足りないためニコが即席で模倣した椅子に腰かけ、セドナは2人に呆れた眼差しを向けた。


ティファニーは奥で夕食をつくっている。


手伝いをしようとしたが、仕事があって疲れているだろうからと断られてしまったのだ。


その他にやることもないので、ラリマーのはしゃぎ様を眺めて暇をつぶす。


傍観に徹していたが、彼の腕がニコの上着の下に滑り込んだときはさすがに止めに入った。





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