極彩色のクオーレ
ラリマーの笑声に、外にいた森の小さな客たちはびっくりして家から離れた。
「だーっはっはっはぁ!
まったくもってその通りだぜ、セドナ!
ぷっくく……最初はあんなにどや顔して言ってたくせに、くくっ。
もーっとよく考えてからしゃべれよ、かっこ悪いぞ」
「うう、うるせえ、笑うなよ!」
セドナはふきんを掴み、ラリマーに向かって投げる。
空中で広がったふきんはきれいにラリマーの顔にかかった。
恥ずかしさと怒りで赤面するセドナの服の裾を、ティファニーが遠慮がちにくいくい引っ張る。
「セドナ、大丈夫。
セドナの言いたいこと、私分かるよ。
……ありがと、励ましてくれて」
「お、おう……」
ティファニーに微笑みかけられ、セドナがまた少し顔を赤らめる。
同じように頬を赤く染めたティファニーは俯き、反対にセドナは天井を仰いだ。
ニコの目には、何だか初々しい夫婦のように映った。
「ラリマーより、ティファニーの方がずっと大人ですね」
「……うん、オレもそう思う」
椅子に胡坐をかいて二人を見ながら、ラリマーは素直に認めた。