極彩色のクオーレ
「ラリマー、起きてください」
「んー……」
根気よくニコが身体を揺らし続け、ようやくラリマーが眠そうな声を返した。
腰を浮かせて反り返るように伸びをし、目をこする。
それから大きなあくびをした。
「あえー、ああああかー?」
「はい?」
「もう朝なのか?」
「ええ、外が明るいでしょう」
ニコはカーテンを開ける。
遮られていた朝日が部屋に差し込み、ラリマーが眩しげに目を細めて手をかざした。
はずみで椅子から滑り落ちる。
痛そうに顔をしかめ、床に打った尻をさすった。
「やっべー、いつの間にか寝ちまったんだな、オレ」
点けっぱなしにしていたからか、窓のすぐそばに置いてあるランプの油は尽きている。
もしラリマーが寝入っていたときにランプが落ちて割れていたら、確実に火事になっていた。
「寝落ちするなとは言いませんから、火の元にだけは気を付けてください。
野宿ではありませんから」
「あーい」