極彩色のクオーレ

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昼過ぎのルースは、どこもいつものようににぎわっている。


これだけの人間がこの街で暮らしているとは思えないほどの人の量だ。


歩くのも一苦労である。



「ティファニー、大丈夫ですか?」


「う、うん……わっ」



ニコは人の波にさらわれかけたティファニーの腕をつかみ、自分の方へ抱き寄せた。


後からついてきたラリマーが、2人の状態を見て嫌そうに顔をしかめた。


立ち止まっていながらも道行く人々にぶつからないよう避けられている、かなりの器用さである。



「お前らなあ、街中でそういうことひょいひょいすんなよな。


ニコの正体分かっているやつが見てても問題ないけど、ニコを人間だと信じてるやつらが見たらちょっとした騒ぎになるぞ」



下を向いて自分とティファニーの状態を確認してから、ニコは不思議そうに首を傾げた。



「何でですか?」


「もういい……。そんで、なんでレムリアンを探すのが昼下がりの大通りなんだよ。


こんなところ、探しだす前に歩くだけで倒れちまうぞ、特にティファニーが」


「ごめん……頑張って歩くよ」




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