極彩色のクオーレ
レムリアンはティーカップを置いた。
微かにカタカタと歯車が動く音がする。
「ニコはワタシが知るゴーレムの中デ最も『完璧』に近いもノダ。
ダから彼を連レて行ってリビアに見せれバ、喜んでモラえて、また元ノ関係に戻れルのではなイカと思っタ」
セドナが咥えていたミニトマトがころりとテーブルに転がり落ちる。
片膝を立てて脛をさすりながらも、ラリマーが何とも言えない表情になっていた。
レムリアンが手元を見つめて続ける。
「自分でもイい考エだと思ッテイたが、失敗シテしまっタ」
「そりゃ失敗するだろ」
遠慮なくラリマーが言う。
同意見だからか、セドナは今度は怒らず彼に同調した。
「ああ、これはちょっとフォローの仕様がねえな」
「そうだったのカ」
「もう、2人とも」
少し怒った口調でティファニーに言われ、セドナはしまったと唇を噛み、ラリマーは舌を出して天井を見上げた。
「ごめんね、レムリアン」
「いいヤ、気にシナくて大丈夫ダ」
謝るティファニーに片手のひらを向け、レムリアンは首を横に振った。