極彩色のクオーレ
ニコはリビアの家でのやりとりを説明する。
聞き終えてから、ふむ、とラリマーが腕組みをした。
「なんか、嘘なのか本心なのか、よく分からねえな。
レムリアンを追い払うための口実てのは納得だけどさ」
「本心じゃねえの?話し方はやっぱりすっげえムカつくけど。
もし俺が人形職人でニコを目の前にしたら、隅から隅まで調べさせてもらっていると思う。
向上心の強いやつには、この上ない資料だからな」
セドナに頬を引っ張られ、ニコは「やめてください」とその手を外した。
レムリアンがニコをまじまじと見つめる。
その状態がしばらく続き、たまらなくなったニコは首を傾げた。
「どうしましたか?」
「理由はドウであってモ、リビアが君ヲ気に入っタノは事実だ。
ヤハり高級だからカ……」
「高級かどうかは分かりませんが」
「ニコ」
「はい」
ふいにレムリアンが立ち上がり、ニコとティファニーに向かって深々と頭を下げた。
「すマナいが、ワタシがリビアの望む『完璧』ニ近づけるマデ、彼女の傍にいてはくレないか。
家に入れサセてモラえないト、リビアの様子ガ全く分からナくて不安ダ。
だかラ君に少しデモ長イ時間リビアの傍にイテもらえれバ、ワタシも安心デきる。
ティファニー、シバラくの間だけでいいカラ、君のゴーレムをワタシの主人ノために貸してクレ」