極彩色のクオーレ
ティファニーのつくってくれたサンドにかぶりつき、短い昼食時間を終える。
セドナは作業テーブルにもう一つ椅子を置くと、そこにレムリアンを座らせた。
「ちょっと準備するから待ってろー」
「分カった」
手いたずらも何もせず、レムリアンは生真面目に座ってセドナを待つ。
数分後、二つのバットを持ってセドナが隣に腰かけた。
レムリアンの前に、片方のバットを置く。
どちらも中に入ってある部品は同じだった。
「これは?」
「俺の手伝いばっかじゃつまんねえだろ?
だから、簡単な手順でできる髪飾りをつくろうぜ。
先生の許可は取ってあるよ」
けっ、とヒーラーの声が聞こえたが、セドナは知らぬふりをして取り合わなかった。
反応されないことに対する舌打ちも、同様に無視する。
「俺が隣で一緒につくってやる。
な、やってみろよ」
「……未完成のワタシにもできルことなノカ?」
「飾りつくりに未完成も完成もねえよ。
作りたいって気持ちがある、それだけで十分だ」
「ソうか……それナラ、作ってみたイ」
「そう来なくっちゃな」