極彩色のクオーレ
たっぷり時間をかけて、レムリアンは髪飾りを完成させた。
自分の作品を見つめてから、隣にあるセドナの作品に視線を投げる。
見た目はどうにか形になっているものの、細かなところが歪で、青い石もきれいに並んでいない。
対するセドナの髪飾りは、装飾品屋で売っている品物に混ぜても気づかれなさそうな出来だ。
「どうだ?初めて作ってみた感想は」
「……難しカッたが、楽しイとコロもたくサんあっタ。
挑戦してよかっタト思う」
「そっか、……そんで。
お前は自分が完成させた作品を見て、どう思う?」
「完璧からハホど遠イ。リビアが毛嫌いしそウダ」
「だろうな。でも、俺の髪飾りだって、ちっとも完璧じゃないよ」
レムリアンはあっさり肯定されたことがいささかショックだったが、彼が続けた言葉に、それよりも大きな衝撃を受けた。
思わず身を乗り出してしまう。
「どうしてダ、君の髪飾りハ、ワタシのものヨリ優れていル」
「う~ん……」
ゴーグルを首に下げ、セドナは頭をがりがり掻いた。
言葉に悩みながらも丁寧に選んでいくような様子で、ぽつぽつと話し出す。