極彩色のクオーレ
玄関を見たセドナもまた、怪訝そうに眉根をひそめていた。
肩を叩かれたティファニーは、彼に訪問の理由を尋ねる。
「セドナも、どうしてリビアの家に?遊びに来たの?」
「違う、仕事でだ。ヒーラーがリビアに首飾りと指輪の製作を依頼されててよ。
あいつが届けるはずだったんだけど、急にでっかい依頼が舞い込んじまって。
それで、昨日オマケをつくった俺に配達のお役目が回っただけだ。
まあ、こういう仕事は下っ端がやることが多いし、椅子にずっと磔だと腰痛むし、気分転換になるからいいんだけど。
そんで、リビアはいるか?」
「彼女はいませんよ」
ニコは首を振って答えた。
なら仕方ないと、セドナは依頼品を入れた籠にメモ用紙を載せ、玄関の中央に置く。
配達完了である。
「お出かけ?お買いものとかかしら」
「レムリアンを追いかけに行きました」
「あいつが?どういう風の吹き回しなんだ……」
奇妙なものをみる目つきでセドナが呟いた。
ティファニーが指で唇に軽く触れる。