極彩色のクオーレ
セドナが顔をしかめ、肩を竦めたまましばらく硬直した。
「あっちゃあ」
「痛そうですね」
「棒読みで言うなよ。あーあ、何やってんだか」
呆れてため息をつき、セドナはラリマーに駆け寄った。
ラリマーは転んだ際にぶつけた後頭部をさすり、のろのろ起き上がる。
「いっ……てて。ハッ!
ここはどこ?わたしは誰?
あなたがわたしを救ってくださった王子サマ?」
「ぶん殴って記憶復活させてやろうか」
ふざけるラリマーの鼻先にセドナが拳を突き出す。
大げさに謝罪して、ラリマーは足元を確認した。
「びっくりした、何か硬くて滑りやすいもの踏んだ」
「木の棒か何かか?」
「わっかんねえ……」
足をとられた棒があった辺りの草をかき分ける。
案外早く、それは出てきた。