極彩色のクオーレ
またシナワニが自分で触手をちぎるのを見て、ラリマーが嬉しそうに指を鳴らす。
――キィン
ニコの左胸も、ともに鳴った。
ラリマーの行動から、顔つきから、なにより今左胸に生まれた針から伝わってくる。
『知りたい』『理解したい』という強い思いが。
それはラリマーの性格を一言で表す、『好奇心』という心。
ニコは左胸をさすり、近くに立ったラリマーを見た。
「君って、本当に節操がありませんね」
「え、な、なんだよ急に」
「いえ、なんでもありません」
「なんでもなくないだろ、絶対今なんか悪口言ったろ」
触手がとんでくる。
2人はそれをかわし、囚われの身となっているリビアに視線を向けた。
いつの間にかリビアのところに二匹の雌が移動していて、さらに彼女を触手で縛っている。
セドナはシナワニの頭部に向かって作業用の針を投げたが、やはりすべて触手に阻まれてしまった。
音高く舌打ちする。
「あー、あの触手を何とかしねえと、リビアを取り返せねえ」