極彩色のクオーレ
レムリアンがリビアに肩を貸し、シナワニから離れる。
それを見届けて、ラリマーは投擲したナイフを回収していった。
シナワニはセドナのハンマーで殴られ、ニコのブーメランで体を削がれ、なかなか攻撃できないでいる。
チャンスだと3人は畳み掛けるが、失念していた存在に妨害された。
雌たちである。
「うおっ!?」
一斉に触手で縛られてしまい、セドナは足をもつれさせて転倒した。
ニコも両腕に触手がからみ、思うようにブーメランを投げられない。
どちらもラリマーに助けられたが、その隙にシナワニの体は元通りに近くなっていた。
触角と同様、自己治癒能力が非常に高い。
「うっへえ、気持ち悪っ!
あの治癒能力だけ抜き出して、人体細胞に取り入れられたりとかできたら最強だよな」
気味悪く思いながらも好奇心を隠さないラリマーの後頭部を、セドナが強く叩いた。
転んで打った場所というせいもあり、なかなか痛い。
「痛ってえーっ!セドナ、ここケガしてるんだぞオレ!
悪化してバカにでもなったらどうしてくれんだ!」
「大丈夫だよ、お前はそれ以上バカにはなんねえから心配するな」
「うわっ、辛辣な言葉!」