極彩色のクオーレ







レムリアンとリビア、追いついたセドナが歩く先には、大小さまざまな岩や石があるところだった。


もとは広い河川だったのだろうか、森を縦断している。


横抱きしていたリビアを平たい岩に降ろして、レムリアンはラリマーの紙を確認するセドナを振り向いた。



「ここなノカ?」


「ああ、あいつの指示だと、ここでシナワニを仕留めるから準備しとけってさ。


リビア、できそうか?」


「待ってよ、もう少しかかるわ……」



移動中もずっと糸をより、太くして紐にしていたリビア。


ある程度の長さをつくると、それを手板の穴の一つと猫の片足につないだ。


長い紐をつくっては手板とぬいぐるみのパーツをつなぐ。


この作業をひたすら続けているのである。



「まったく、あたしの人形をこんな目に遭わせないとどうにかできないなんて……。


セドナ、これで失敗したら許さないわよ」


「そ、それはリビアの技術の問題であって、俺は……」


「はあ?何よ」


「何でもねえよ、善処する」



舌打ちしてリビアたちに背を向けたとき、何かの気配を感じ取った。


セドナはピンを数本取り出し、投げ飛ばす。




< 527 / 1,237 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop