極彩色のクオーレ





パーツがすべて戻ったのを確認せず、手板を放り出してリビアはレムリアンに刺さったままの触手を抜いた。


他の三人も駆け寄り、それを手伝う。



「レムリアン!嘘でしょ!?」


「……リ、ビア……」


「大丈夫です。損傷は激しいですが、修理すれば元通りになりますよ」



レムリアンの傍らに膝をついて、ニコは傷の程度を調べていった。


工具を取り出す。



「あ、この関節部分が割れていますね。


これでは立つどころか起き上がるのも難しい……


セドナ、そのハンマーを分解してもいいですか?」


「ああ、もちろんだ」



セドナからハンマーを受け取り、ニコはそれを分解していく。


直そうと再びレムリアンの身体をみたとき、リビアが小刻みに震えていることに気づいた。



「リビア?どうし……」



ニコが言い終えるより早く、リビアは四人に背を向けて走り出した。


思いもよらぬ行動に一同は硬直したが、すぐにラリマーが立ち上がり、追いかける。



「リビア!」


「お、おい!どうしたんだよ!?」



慌ててセドナも駆け出したが、丸い石ばかりのところで足を滑らせ転倒した。


そのまま緩やかな傾斜を下り、地面に腰をつけて止まる。



「大丈夫ですか?」


「な、んとか……いってえー」



四つん這いになり、セドナはぶつけた背中や腰をさすった。


目線がその高さになったのは偶然か、はたまた必然か。


視界に入った茂みに隠れるようにしているのを、セドナは見逃さなかった。



「あれは……」









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