極彩色のクオーレ






「るっさい!あんたには関係ないで……」



長い髪を振り乱してリビアがまた叫んだが、言葉が途切れた。


捕まえている腕から全身の力が抜けていくのを感じる。


暴れるのをやめて、リビアはぺたんと座りこんで項垂れた。



「痛い……」



今にも泣きだしそうな声だった。


ラリマーは慌てて力を緩めてやる。


リビアは身体中泥だらけで、服の裂け目から血がにじんでいた。


乾いて黒く変色しかけている箇所もある。


改めて見ると、リビアはかなり痛々しい状態になっていた。


気づいていなかったとはいえ、強い力で腕を捕まえられたら身体に応えただろう。



「みじめだって思ってるんでしょ」



突然のリビアの言葉に、鈍くなっていたラリマーの思考回路が慌てて動いた。



「え、今なんつった?」


「こんな風にボロボロで汚くなってるのに、自分がつくった人形やゴーレムすら守れないなんて。


……こんな出来の悪いやつに生み出されて、レムリアンたちも残念がってると思うわ。


あーあ、いっそ傀儡子の道一筋で生きていこうかしら」


「リビア」




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