極彩色のクオーレ
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ハックの治療が終わり、彼らが店へ戻るのと一緒にニコたちも帰路へついた。
ニコは2人からの頼みを快諾して、ブラッディ・クォーツを代金としてウォルフィンを売った。
余すところなく使ってくれると約束してもらえたので満足である。
当人たちよりも、キマーダとボルダーの方が目を輝かせていたのが気になったが。
「あー、疲れた。
あんなに走ったのは久々だな」
クラウンの森に差し掛かったところで、ラリマーがぐぐっと伸びをした。
欠伸をして、頭の後ろで腕を組みながら歩く。
「ったくあいつら、ドローにするんだったら最初っからそうしろよな。
あの勝負の意味なんだったんだよー。
ハックが大ケガするだけで終わったじゃねえか」
「そう言うなって、全然無益ってこともなかっただろ。
あのケンカコンビがちょっとだけ歩み寄ったんだからいいじゃん。
ま、どーせまたあのアホなケンカをするだろうけど」
先頭を行くラリマーが足を止めた。
つられて三人も立ち止まる。
ラリマーが腕をほどいて、奇妙なものを見るような目つきでセドナを振り返った。
その失礼な反応に、セドナがむすっとする。