極彩色のクオーレ





それに対して何故だか微笑ましい気持ちになりながら、セドナはタンザたちのやりとりについて説明した。



「確かに、あいつらはずっとケンカ腰で話していたけど、あれは俺たちの前でよくやっていたくだらねえやつじゃなかったよ。


まあ、言葉の選び方とかは相変わらずアホ丸出しだったな。


んでも、内容は全然くだらなくないことじゃなかった、至って真面目。


真面目とは違うな、本気だった」


「本気、ですか」



盗み見た2人の様子を思い出す。


セドナの言う通り、彼らは本気で言葉をぶつけ合っていたように思う。


何度も見た、売り言葉に買い言葉の雰囲気ではなかった。


意地は張っていたけれど、相手を挑発したり神経を逆なでしたりするものではなかったのだ。



「……言われてみれば、そうだったかもしれません」


「あいつら、お互いに本音をぶつけ合っていたんだよ。


それだけ相手のことを大事なやつだって思っている証拠だな。


そうじゃなけりゃ、タンザもあんな風に怒らないだろうし、ハックもタンザの気持ちを考えて謝らないだろうと思う。


それを考えれば、ハックのあの大ケガも無意味なんかじゃないぜ」




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