極彩色のクオーレ
「すっげえ同感。
お互いのことを大事に思っているからこそ、できることなんだよな。
下手すりゃ一生口きかないってことにもつながりかねないし、相当な信頼も必要になってくる。
なんて直球で言っても、あいつらは絶対に認めなそうだけど。
それにさ、全力でぶつかっていける相手が近くにいるのって、きっと楽しいよ」
ラリマーとセドナの話していることはかなり複雑で、ニコはうまく理解できなかった。
タンザとハックが仲良しというのも、少々信じられなくてまったくピンとこない。
ただ、あのとき彼らが発した言葉のすべてが、本気であることは分かった。
本気だったからこそ、タンザはハックの誤魔化しを見抜いた。
ハックに対してあそこまで怒った。
ハックも本気だったから、恥ずかしさを抱えつつも、タンザと向き合っていた。
自分なりの言葉を選んで話していた。
本気じゃなければ、あんなに必死に自分の思いを伝えようとはしなかったはずだ。
そして、本気で気持ちをぶつけ合っていたからこそ、ニコは2人から”心”を教えられた。