極彩色のクオーレ
「心配をかけてすみませんでした」
「すまん」
「悪かった」
ラリマーとセドナも最敬礼スタイルでこうべを垂れる。
ティファニーが慌てて首を振った。
栗色にふわふわした髪が扇子のように小さな風を起こす。
「あ、謝らないでよみんな。
単に私が心配しすぎたせいだから、みんなは悪くないからね。
でも、本当に良かったね。
ロアは凶暴な大型獣だって聞いていたから、万が一のことがあったら大変だなと思っちゃって……」
「……そういやあ」
身体を起こしてラリマーが呟き、腕を組んで考え始めた。
ニコとセドナ、合わせて四つの目が彼に向く。
彼を見れないティファニーが聞いた。
「ラリマー、そういやあ、どうしたの?」
「ああ、あの大暴れしていたロアのことなんだけどよ。
あそこまで攻撃的になった原因が、直前にヤカゲを食ったせいなんだ」
「え、マジで?」
セドナが思いっきり顔をしかめた。
ティファニーがヤカゲ?と首を傾げたので、簡単に説明する。
「タンザたちを追いかける途中で、へんな臭いがしていたの覚えているか?」
「うん」