極彩色のクオーレ
「ほう、それで荷物に檻や武器があるんだな」
お茶をすすりサングラスを押し上げ、老人は修理の邪魔になるため外に出しておいた荷物を見た。
若い狩人の何人かが、協力して積み直している。
別の茶菓子を持ってきた若者が、深くため息をついた。
古株らしき男が苦笑する。
「なんだお前、年寄りみたいだな」
「いや、なんだか最近、ルースの行き来の途中で荷車が壊れることが多いと思いまして」
「多いって、まだこれ2回目じゃねえか。
しかも1回目はもう一年くらい前だし」
「そんな前だったっけ?
スダックが逃げ出したせいで大破して、あの凄腕の修理屋に直してもらったの」
「凄腕の修理屋?」
青年が首を傾げると、小さなボトルの酒を飲んでいた狩猟頭がにやりと笑った。
「ああ、お前さんみてえに、あっという間に荷車を直してくれたんだよ。
いやー、あのときは助かったな、あいつに会わなかったら野宿する羽目になっていた」
「ふぅん、そんな奴もいるもんなんだ」
楽しそうに話す頭とは対照的に、青年はあまり興味なさそうな顔でくわえたスプーンで遊ぶ。
酒を差し出されると、少し嬉しそうな表情になってもらっていた。
青年が成人であることを知り、彼と歳の近い若者が何人か驚いて見ている。