極彩色のクオーレ
あきれ顔のハックに、タンザが鼻先で笑った。
降ろしたばかりの鉛筆をくるくる回す。
「お前のそういう大雑把なところも相変わらずだよな。
だからしょっちゅう計画倒れするんだよ。
何事も細かいところまで決めなきゃ、失敗するのが目に見える。
先生についこの間もそれで怒られてたくせに、ちっとも学習してねえのな」
「うるせえ、そうやって神経質にカリカリしてるとハゲるぞ」
「ハゲるかよ、そんな程度で」
「はいはい、てめーら俺の家でケンカしたら出禁にすっからな」
「別に廃材おき……コホンッ。
セドナの家出禁になってもいいんじゃないのかしら?」
「廃材置き場って言いかけたの丸わかりなんだよ!
ケンカ売ってんのかよ、リビア!」
「スマなイ」
「なんでレムリアンが謝ってるの?
こっちのダメ主人に謝らせるべきなんじゃないのか?」
「ぎ、ギベオン言い方……」
あっという間に話が脱線する。
人数が多いから無理もないだろう。
もう一度ラリマーが空咳を繰り返し、場を静かにさせた。