極彩色のクオーレ





「それに、瑕がついたのはラリマーが避けたからよ。


あいつが避けなきゃよかったの」


「ああ、なるほど」


「ちょっと待て、オレは傷ついていいのか!?


だからお前はお姫さまキャラじゃな」


「ラリマー、次は急所を狙うわよ」


「うわっ、男として生きられなくなる」


「人としても生きられなくしてあげましょうか?」



はあっ。


突如始まったケンカに、ギベオンが大きなため息をついた。


ソファの上で膝を抱え、彼らを睨みながら愚痴をこぼす。



「バッカじゃねえの、痴話ゲンカなら他でやれよな。


それにしても、盛大なパーティーだなんて疲れるだけじゃん。


みんなそんなことできるくらい金持ちなの?


誕生日おめでとうって言って、それぞれがプレゼント渡すだけで十分じゃないの。


ボクはパスだね」


「そんなこと言わないで、ギベオンも一緒にやろうよ」



ケセラが立ち上がりかけたギベオンの服の裾を掴み、ソファへ引き戻した。


不満全開の視線が突き刺さったが、くじけずに話す。




< 696 / 1,237 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop