極彩色のクオーレ
「それに、瑕がついたのはラリマーが避けたからよ。
あいつが避けなきゃよかったの」
「ああ、なるほど」
「ちょっと待て、オレは傷ついていいのか!?
だからお前はお姫さまキャラじゃな」
「ラリマー、次は急所を狙うわよ」
「うわっ、男として生きられなくなる」
「人としても生きられなくしてあげましょうか?」
はあっ。
突如始まったケンカに、ギベオンが大きなため息をついた。
ソファの上で膝を抱え、彼らを睨みながら愚痴をこぼす。
「バッカじゃねえの、痴話ゲンカなら他でやれよな。
それにしても、盛大なパーティーだなんて疲れるだけじゃん。
みんなそんなことできるくらい金持ちなの?
誕生日おめでとうって言って、それぞれがプレゼント渡すだけで十分じゃないの。
ボクはパスだね」
「そんなこと言わないで、ギベオンも一緒にやろうよ」
ケセラが立ち上がりかけたギベオンの服の裾を掴み、ソファへ引き戻した。
不満全開の視線が突き刺さったが、くじけずに話す。