極彩色のクオーレ
「そうだったね、失礼した。
セドナはラリマーみたいに飯と寝床目当てでティファニーのところに行ってないんだったね。
だ~い好きなティファニーに会うた・め・に、毎日せっせと通って」
「だぁあ、なにバカなこと言ってんだよお前!」
「セドナるっさい!」
「どわっ!」
ギベオンの言葉をセドナが大声で遮り、それよりうるさい声でリビアが怒鳴って、彼の顔面に飾りのパーツを投げつけた。
セドナは持っていたお盆を盾にして何とか防ぐ。
チッというリビアの舌打ちにケセラが涙目になった。
理想の反応だったのか、ギベオンが嬉しそうに笑い、わざとらしく言った。
「ええ~?バカなことじゃないと思うけどなぁ。
それに図星っぽいし」
「ず、図星じゃねえよ!」
「セドナ、諦めた方がいいですよ」
「あ゛!?」
ますます赤くなるセドナの肩を、ニコが後ろからぽんと叩いた。
真顔のままみんなの方を親指で指差し、さらっと言い放つ。
「セドナがティファニーのこと好きなの、みんな知っていますから」