極彩色のクオーレ
リビアにズバッと言われて、セドナの顔が引きつる。
ぱくぱくと口を動かしてはいるが、声にならないほどの衝撃を受けたようだ。
「ぼ、僕は分からなかったよ、セドナ」
ケセラがそんなことを言う。
本人はフォローのつもりで口にしたのかもしれないが、微妙である。
「レムリアンも、分からなかったでしょ?」
「あア、気づかなかッタ」
レムリアンがこくりと頷き、その反応にケセラが嬉しそうに何度も頷き返した。
「そ、そうだよね。ほら、セドナ、レムリアンも知らなかったって」
「でも、今はちゃんと分かっただろ?
セドナがティファニーのこと好きだって」
「……うん。ごめんね、セドナ」
ギベオンにいじわるな質問をされ、ケセラがしょんぼりして答えた。
目尻に涙を浮かべて俯いてしまう。
正直で素直なのは素晴らしいが、こういう場合では嫌味よりもキツい反応である。
無自覚なのが余計にだ。
ラリマーがまた吹き出した。