極彩色のクオーレ





椅子の上でラリマーが胡座をかき、ふわりとあくびをした。



「サプライズなら、それなりのでかさが必要だよな。


どんくらいの用意する?」


「少しは自分で考えなさいよ、何のために頭がついてんのよ」


「いやあ~、オレの頭はどうも語りを考えることにしか向いてないっぽくてさ」


「なら特大の特大で10メートルとか?」



ハックが冗談めかしに提案する。


直後、リビアとギベオン、タンザとニコからダメ出しを受けた。


特にニコの「現実を見てください」というツッコミは、一番ダメージが大きいようである。


さらに、



「でも、ティファニーは目が見えないんだよね?


それならいくら大きくしても意味ないと思う……」



というケセラの正論により、ハックの提案はボツとなった。


立ち直ったセドナが、ため息をついてゴーグルを外す。



「見た目がダメなら、やっぱ味だよな。


すっげえ美味いケーキにするか、それともあいつの好みに合わせるか」








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