極彩色のクオーレ
「セドナ、ティファニーの好みはなに?
あんた詳しいんで」
「あいつってケーキは何が好きなんだニコ!
お前一緒に住んでいるんだから詳しいんだろ!?」
リビアが皆まで言う前に、セドナは早口でニコに問いかける。
(明らかにいじられる話題を自分から出すなよ…)
彼の反応を見る限り、恐らく無意識に口から出たのだろう。
あるいは、何も考えていなかったのか。
タンザは呆れた眼差しをセドナに向けた。
質問されたニコが「うーん」と唸る。
「そうですねー、果物を多く使ったものでしょうか。
この間もケーキ屋に行ったとき、迷いなくフルーツタルト選んでいましたし」
「へえー、なんかティファニーのイメージ通りだな」
メモを取るタンザの隣で、ハックがソファの方に向いた。
「ケセラとギベオンは、迷いなくショートケーキとかチョコケーキだろうな」
「え、どうして分かったの?」
「ケセラはお子さまだから単純なんだよ。
ま、ボクはお前と違ってそんなお子さまなケーキじゃ満足しねえよ」
「あれ?でもギベオン、この間僕がケーキ買って来たとき、ショートケーキがないって怒って、あうっ!」