極彩色のクオーレ
少々照れながら言うケセラの背中を、タンザが無遠慮に叩いた。
「いいぜもちろん、一緒にやろうぜ!」
「うわあ、軟弱男が1人増えたよ。
あ、それは元々だったね」
ギベオンが意地悪く笑い、ケセラが落ち込みかける。
リビアと同じくらい、男限定であえて空気をぶち壊しにする仕掛け職人だ。
「ギベオン、菓子が好きイコール軟弱って結びつけんな!
気にすんなよケセラ、菓子好きにだって強いやつはうんといるんだからな」
文句を言いケセラを励まして、タンザは鉛筆を動かした。
ニコとハックはリビアと共に飾り付けの担当となり、肝心の会場はティファニーの家になった。
プレゼントは各自で用意することに決定する。
「あれ、俺の分担は?」
てっきり残りの飾り付けに振り分けられると思っていたセドナは、自分の名前が呼ばれなかったので確かめる。
タンザの代わりにラリマーが答えた。
「お前は時間稼ぎ担当だ」
「はあ?」
「当日に会場の準備をしている間、ティファニーを街へ連れ出して時間を稼ぐ、重要な役目だぞ。
あ、もちろんティファニーにはネタバレしたらダメだから。
うっかり口が滑った!なーんてことにならないように練習しておけよ?」