極彩色のクオーレ





「値上がりしているのは野菜だけじゃないよ。


ここ半年近く、ガイヤの森の外側で、今までルースでは見られなかった大型獣が現れるようになったんだ」


「ああ、そういえばティファニーが以前、君から聞いたと話していましたね」



ニコは、ウォルフィンをかけてタンザとハックが勝負をする前日を思い出した。


言われてセドナも記憶をめぐらす。



「うん、ティファニーにはけっこう前に教えた。


そいつらがルースへ向かう荷台を襲うわ、旅人を襲うわ、食用の獣を襲うわで大変なんだよ。


しかもその大半が、シナワニみたいに食えないし資材にもできない奴ばっかだし。


それもあって、街の肉屋も資材屋も、みーんな値上がり。


まあ、ボクは狩猟用の罠が売れるから別に財布の心配はそこまでしていないけど」


「え?でもぎべ……」



ケセラは首を傾げたが、ギベオンに鋭く睨まれて身を縮こまらせた。


気になった年長組は、後で聞き出そうとこっそり考える。



「とにかく、節約してパーティーの準備をするということですよね」


「そうだ、まあ今だからってわけじゃねえけど。


節約できるところはどんどん節約して、他のところに回していけるように考えろよ」




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