極彩色のクオーレ





「何でお前が偉そうに言ってんだよ、無職のくせに」


「それに、今までほとんど仕切ってくれてたのタンザでしょ。


なによ、全部自分がやったみたいな面してえらっそうに」


「いやいや~、リビアに比べたらオレの『偉そう』なんかまだまだ痛い痛い痛い痛い!」



相変わらずリビアは容赦ない。


笑顔で思いきりつねられた腿を涙目でさすり、ラリマーは仕切り直すように空咳をした。



「まぁとにかく、Xデーは再来週だ。


それまでに各々準備しておくようにな、もちろん、ティファニーには気づかれないように。


特にセドナとニコ、お前らは要注意だからな、自覚しておけよ」


「お、おう」


「分かりました」



セドナが少し自信なさげに頷いた。


対するニコは、相変わらず何を考えているのか読み取れない表情である。


全員の間に不安が駆け抜けたが誰も口には出さない。


同時に、『サプライズ』になるようにしなければという使命感をおぼえた。




< 717 / 1,237 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop