極彩色のクオーレ
「それじゃあ中間報告会も兼ねて、また来週あたりにでも…」
コンコン
ラリマーの発言を遮るかのように、玄関のドアがノックされた。
全員の視線がそちらに移る。
「あ、誰っすか―?」
「セドナ?私だよ、ティファニー」
「ええっ、ティファニー!?」
思わぬ訪問客に、立ち上がりかけたセドナが硬直した。
ケセラが慌ててソファから滑り落ち、ギベオンがその頭を叩く。
「あれ?もしかして、他にお客さんがいるの?」
「へっ!?あ、大丈夫!
いや、大丈夫じゃねえ、ちょっと待っててくれ!」
セドナはドアに向かって叫ぶと、出迎えに行こうとしたニコを部屋に連れ戻した。
その勢いでラリマーの胸倉を掴み、最小限の声で怒りをぶつける。
「おい、ティファニー来ちまったぞ!どうすんだよ!!」
「それはこっちの科白だ、バカ!
ティファニーは工房にばっか来てるから、お前の家の場所は知らないはずだったんじゃないのか!?」
「知るかよそんなの!」
「まあまあ二人とも、落ち着けって」
タンザが間に割って入り、ハックが2人を引き離して落ち着かせるのを手伝った。
呆れたようにギベオンがため息をつく。