極彩色のクオーレ
「そんなギャーギャー騒いだって、来ちゃったもんは仕方ないでしょ?
だったら来た原因を考えるより、この場をどうやり過ごすか考えた方がいいんじゃないの。
こうやってあわあわしてたらかえって怪しいわよ」
「た、確かに……」
「ったく、そのくらい考えなさいよ、バカ」
「言いすぎだぞリビア」
自然に振舞えよ、とハックに念押しされ、セドナは玄関へ向かった。
――ゴンッ!
「きゃっ!」
開けると同時に、鈍い音が外から鳴る。
セドナが焦って開けたせいで、ティファニーの額にぶつかってしまったのだ。
確認しなかったセドナもセドナだが、ドアのすぐ傍にいたティファニーもティファニーである。
「やると思った」
中で待つラリマーとタンザが同時に言った。
リビアとギベオンは苦い表情を浮かべ、ケセラがなぜか泣きべそになり、それをハックがなだめた。
反応がなかったのはゴーレムコンビだけである。
「わ、悪いティファニー!大丈夫か!?」
額を押さえてうずくまるティファニーの傍らに、セドナが膝をつく。
確認すると、ティファニーのおでこはうっすらと赤くなっていた。
「うん……だいじょう、ぶ。
ごめんね、びっくりさせちゃって」
「いやいやいや、悪いのは俺だから。……冷やした方がいいな、とにかく入れよ」
「う、うん」