極彩色のクオーレ
ニコとレムリアン以外の全員が、サッと目配せした。
見えなくても空気の変化を感じたのか、ティファニーがかわいらしく首を傾げる。
代表して、リビアが恐る恐る尋ねた。
「……話、聞こえたの?」
「ううん、そこまでは分からなかったよ」
ティファニーが首を振ったので、ケセラが大きくため息をつく。
何度目か、その後頭部をギベオンがはたいた。
「それでみんなは、今日はどうしたの?」
「え、え~っと!そのっ、なんだ、あれだ、たんじょ」
「わーっ!」
焦ったセドナを、さらに慌てたラリマーとタンザとハックが遮る。
その声の大きさにティファニーが首をすくめて氷嚢を落とし、セドナとギベオンがうるさそうに顔を歪めた。
リビアがすぐ近くにいたラリマーの耳を引っ張る。
「あんたらうるっさい!ごめんね、ティファニー。鼓膜大丈夫?」
「ぼ、僕、キーンってした…」
「ケセラ、お前には聞いてないよ」
「び、びっくりしたけど大丈夫だよ、ケセラも大丈夫?」
「うん…」