極彩色のクオーレ





「そうそう、ここにいるのは全員職人だからね。


ボクは仕掛け職人だから人形職人のリビアみたいに全部が全部参考になるかは分かんないけど。


でも、盗めるところはひとつ残らず盗もうって思って。


そうしたら他の奴らも同じことを考えていて、こういう場ができたんだよ」



リビアの誤魔化しを、ギベオンが上手く言って本当のように思わせる。


タンザとハックが大げさに同意した。


この場で最も順応性の高いラリマーが続ける。



「まあオレは職人じゃねえけど、ニコは存在自体が話の種の宝庫だからな。


ほら、会ってすぐにみっちり調べさせてもらっただろ?


だけど職人の視点からの分析も聞きたいなって思ったから、にぎやかしみたいに参加してるんだ」


「そうだったんだ。ごめんね、みんなの邪魔しちゃって」



ティファニーが申し訳なさそうに謝る。


そこに少しだけ寂しさを感じて、リビアが取り繕うように言った。



「で、でも、ティファニーも呼んであげればよかったわね。


刺繍屋にゴーレムの技術を生かせるのかちょっと微妙だったし、ティファニーも忙しいかしらと思って……。


あ、べ、別にあんただけ仲間外れにしたわけじゃないんだから!


そこだけは勘違いしないでね、あんたが嫌いとかそんなんじゃないから!」


「う、うん、分かってるよ、リビア」




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