甘い唇は何を囁くか
「遼子…」

その名を囁いて、服の中に手を滑り込ませる。

しっとりした肌に触れて、ズキンと身体が疼いた。

こいつ、ブラまでしっかり着けてる。

それには笑えるけど、まぁ、外すのだって娯しみの一つなんだよな。

背中に手を入れて簡単にフックを外し、それからまずはブラの上から、今度は優しく胸を掴んだ。

遼子の眉間に深いシワが刻まれる。

そしてビクリと身体を反応させた。

いろいろ…考えるところもあるのは事実だ。

けど、今はこのディナーを前に、頭の中は言葉にすれのも躊躇われるほどの言葉と行為で占領されてる。

遼子は涙を伝わせて、シスカ…と囁いた。

もう、やめるつもりはない。

宗眞は遼子というメインディッシュに深くナイフを刻みはじめた。
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