甘い唇は何を囁くか
どこに行った・・・?
シスカは駆けながら辺りを見回した。
月は高く、まだ夜は深い。
きっと、宗眞はどこかに遼子を連れ込んだはずだ。
どこにいる??
遼子が、あの男の記憶を留めたまま、ヴァンパイアになるなんて―そんなことは許せない。
許すことができない。
遼子もきっと、傷つくはずだ。
遼子・・・!!
俺を呼べ!
もっと!!
どこからか聞こえてくるお前の声。
お前の香り。
そんなものを頼りに犬のように鼻を、耳を働かせる。
こんな無様なことは、遼子以外には絶対にしない。
だが、今は必死になって遼子を探す事にどんな能力も役立てたい。
海の方から香ってくるその甘い血の匂いに、遼子の存在を確信したのは、町を抜けてようやく海岸が見えた頃のことだ。
それほど、時間は経っていないはずだ。
まだ・・・間に合うか・・・?
だが、間に合って・・・そしてどうする?
自分の中に廻る葛藤はある。
遼子を仲間に変えるためには、この方法しかない。
あの男に遼子を噛ませるしか・・・。
シスカは駆けながら辺りを見回した。
月は高く、まだ夜は深い。
きっと、宗眞はどこかに遼子を連れ込んだはずだ。
どこにいる??
遼子が、あの男の記憶を留めたまま、ヴァンパイアになるなんて―そんなことは許せない。
許すことができない。
遼子もきっと、傷つくはずだ。
遼子・・・!!
俺を呼べ!
もっと!!
どこからか聞こえてくるお前の声。
お前の香り。
そんなものを頼りに犬のように鼻を、耳を働かせる。
こんな無様なことは、遼子以外には絶対にしない。
だが、今は必死になって遼子を探す事にどんな能力も役立てたい。
海の方から香ってくるその甘い血の匂いに、遼子の存在を確信したのは、町を抜けてようやく海岸が見えた頃のことだ。
それほど、時間は経っていないはずだ。
まだ・・・間に合うか・・・?
だが、間に合って・・・そしてどうする?
自分の中に廻る葛藤はある。
遼子を仲間に変えるためには、この方法しかない。
あの男に遼子を噛ませるしか・・・。