甘い唇は何を囁くか
それと一緒になって、香りが・・。
遼子の・・・。
シスカは震えて、拳を握り締めた。
体に熱を感じる。
怒りと憎しみと・・・。
あふれ出す欲情―――。
足を踏み出して、部屋に踏み入る。
香りを辿り、顔を右側へ向ける。
部屋がある。
扉はない。
あの男は俺の存在に気がついているだろうか。
それとも―。
遼子・・・。
遼子・・・。
泣いている。
それが分かる。
俺の名を呼んで―。
だが、それと同時に感じる甘い香り。
強くなった匂い。
汗と・・・お前の愛しい匂い。
「い…や…ぁ。」
ぎくりと、その声に身を強張らせた。
ギシッとベッドが軋む音がする。
・・・揺れている。
ふたつの影。
軋むベッド。
そして、漂う甘い香り。
シスカは身体を硬直させた。
そのまま目に焼きつくその光景から目を離せない。
りょうこ・・・。
「シ・・・スカぁ・・・。」
シスカ、その甘い声で俺の名を呟いている。
泣きながら、熱い息を漏らしながら。
あっと、遼子が呻いた。
宗眞だ。
宗眞が、遼子の首筋に噛み付いている。
その途端、血の香りが濃くなる。
うっと唸って、シスカは口を押さえた。
遼子の・・・。
シスカは震えて、拳を握り締めた。
体に熱を感じる。
怒りと憎しみと・・・。
あふれ出す欲情―――。
足を踏み出して、部屋に踏み入る。
香りを辿り、顔を右側へ向ける。
部屋がある。
扉はない。
あの男は俺の存在に気がついているだろうか。
それとも―。
遼子・・・。
遼子・・・。
泣いている。
それが分かる。
俺の名を呼んで―。
だが、それと同時に感じる甘い香り。
強くなった匂い。
汗と・・・お前の愛しい匂い。
「い…や…ぁ。」
ぎくりと、その声に身を強張らせた。
ギシッとベッドが軋む音がする。
・・・揺れている。
ふたつの影。
軋むベッド。
そして、漂う甘い香り。
シスカは身体を硬直させた。
そのまま目に焼きつくその光景から目を離せない。
りょうこ・・・。
「シ・・・スカぁ・・・。」
シスカ、その甘い声で俺の名を呟いている。
泣きながら、熱い息を漏らしながら。
あっと、遼子が呻いた。
宗眞だ。
宗眞が、遼子の首筋に噛み付いている。
その途端、血の香りが濃くなる。
うっと唸って、シスカは口を押さえた。