甘い唇は何を囁くか
どうしたんだろう。

身体が、燃えているみたいに熱い。

滾っているのは、体中の血液。

でも、それだけじゃない。

凶暴なほど・・・欲しいの。

遼子は、自分を見下ろすその隆々とした肉体を見つめて舌なめずりした。

見える。

その身体に流れる血液の筋が。

そして、求めているのはこれなのだと理解した。

何故・・・?

私は、欲しいのだ。

この人の・・・血が。

この人の、・・・身体が。
< 238 / 280 >

この作品をシェア

pagetop