甘い唇は何を囁くか
積極的な遼子も、何ともいえないほど魅力的だ。

けれど、その腕の力にも驚いた。

非力な人間ではなくなったのだと、実感せざるおえない・・・。

「・・・遼子?」

突然動かなくなった遼子に、不安に駆られて問いかけた。

服を脱ぎ捨てて下着姿になると、それと同時にぴたりと止まってしまった。

「・・・どうした?」

両腕をなぞるように撫でると、遼子ははたと我に返った。

「・・・私、前にも・・・あなたと・・・?」

シスカはガバッと身体を起こして言った。

「思い出したのか?!」

遼子は弱弱しく首を振った。

「いいえ・・・けど、前にもこういうことがあったような・・・そんな気がして・・・。」

「・・・そうか・・・。」

「私・・・あなたのこと、知ってるのね・・?」

前から

そう続けてシスカの瞳を見つめてきた。
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